【経験談】整形外科で働く看護師の仕事内容と働くメリット、転職する方法も徹底解説

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整形外科には

  1. 手術目的で入院し急性期から回復期まで看護する病棟と
  2. 主に怪我の治療と疼痛緩和の注射をするクリニック勤務

があります。

ただ、どちらも専門的な知識が必要になります。

ここでは具体的な仕事内容が分かるよう説明していきたいと思います。

 

ゼロコ
ゼロコ

資格をとって初めて勤務した病院が整形外科病棟でした。

一日に何件も手術が行われ、患者の人数も多くとても忙しい所でしたが、その分やりがいもありましたし勉強になった部分も多いです。

ですが整形外科って他の科よりも難しそうだし大変だというイメージが強いと思います。

大変だけどやりがいのある仕事として、私の経験も交えながらお話しします。

 

 

看護師が整形外科で働く際に知っておくべき主な仕事内容5つ

整形外科の仕事

具体的にどんなことを行っていく必要があるのか、主に5つの項目に分けてお話しします。

手術準備と送り出し、手術後の看護

整形外科の手術は様々あります。腕の骨折ひとつにしても、折れた位置が違えば施術の内容や麻酔の種類(全身か腰椎か)も異なります

安静度や荷重の有無、手術後何日位で患部を動かせるようになるのかなど、1人1人が全く違う看護を行うことになります。

勤務していた病院で1日に行われる手術は最高で5件

  1. 名前と病名の確認や点滴の間違いを防ぐ為のダブルチェック
  2. 2人が同じ部位を骨折していた場合は、右か左かを確認して送り出し
  3. その後は手術後のベッド準備

などがありました。

 

ゼロコ
加えて普段の看護業務がありますのでとても忙しく、1日があっという間に過ぎていった記憶があります。

創部の消毒と包帯巻き、ギプス固定や牽引

手術が終わると創部の消毒と観察が重要になります。

ドレーンの量や、必要時に医師と回診にまわり『感染症を起こしていないか触ってみて感覚はあるか』『痛みがひどくなっていないか』などの観察項目があります。

発熱することもありますので、しっかりとバイタルサイン測定を行います。

ギプスの固定や牽引作業は準備する物が多施行するには力仕事となります。

リハビリの経過観察とADL介助

手術後からベッド上のリハビリが始まり、理学療法士と情報を共有していきます。

昼夜逆転しないように声をかけたりベッドの背もたれを可能な角度まで上げたりと出来ることも大事です。

抜糸が済んで動かすことが出来る様になると、本格的なリハビリが始まりそれに伴った介助を行っていく必要があります。

主な介助としては、車いすへの移乗やトイレ誘導、入浴介助やサークル歩行の見守りなどがあげられ、看護師は何でもやってあげるのではなくアドバイスしながらADLの向上に働きかけます。

疼痛の緩和

創部が思うように動かせないことも訴えの一つにあげられますが、最も多いものが疼痛です。

時には眠ることが出来ないほどに痛みが強くなることもあり、看護師は疼痛のコントロールをする必要があります。

痛み止めは1日に使用出来る回数が決まっているものが多く、痛みが生じても患者に投与が出来ないことがあります。

そういった場合は安楽な体位やクーリングなどで工夫しながら看護を行っていく必要があります。

社会復帰に向けての看護計画をたてる

リハビリの様子をみながら社会復帰にむけて看護計画をたてる為には、患者の希望を聞きながら目標を考える必要があります。

社会復帰が困難な場合は入院中のどこまで出来る様になりたいかを話し合い無理のない看護計画をたてていきます。

 

看護師が整形外科で働く3つのメリットとデメリット3つ

整形外科で働くメリット

メリット3つ

回復に向かっていく患者を退院まで看護出来てるやりがいがある

整形外科は創部の治癒が目的にあります。問題がなければ多くの患者が元気に退院することができるので、見届けることが出来た時は『今まで看護に携わることができて良かった』と思えるはずです。

コミュニケーション能力が上がる

幼児から高齢まで幅広い年齢層の患者と接することによって、年齢に合った看護を行うことが出来るのも魅力のひとつです。

骨折や靭帯損傷など年齢は関係ありません。色々な患者と話すことが出来るのも整形外科ならではだと思います。

人体の知識を多く得ることが出来る(骨格や筋肉をはじめ関節の可動域、股関節や膝関節の構造など)

基本的な解剖整理は勿論整形外科の看護を行うにあたって、より詳しく知る必要があります。

デメリット3つ

患者の入れ替わりが多く細かな情報収集が必要となる

整形外科は入退院が多いのが特徴で、

更に若い患者は手術後も安定し退院のめどもつきやすく、数人が同じ日に手術をしたら全員が同じ日に退院することも珍しくありません

 

ゼロコ

たった1日患者をみていないと車いす移動だったのが、翌日にサークル歩行まで出来る様になっていたりすることもあります。

そのため、それに伴った看護を行う必要があります。退院した後もすぐに入院予約の患者を受け入れることがあります。

 

常に多くのスタッフとコミュニケーションをとる必要がある

患者が退院する為には看護師だけでなく、理学療法士や作業療法士の協力が不可欠。

どこまで動かせるようになったのか、まだ荷重をかけられないなどの情報共有はとても大事です。

動作が守られないと治癒の遅れにもつながってしまうので注意が必要となります。

患者に呼ばれることが多く忙しい

手足が思うように動かせない患者が多い整形外科では、

  1. トイレに行くことが出来ない
  2. 物が取れない

などの訴えがよく聞かれます。

ナースコールで頻繁に呼ばれ、何かと介助が多い整形外科では車いす移乗していて看護師側が腰など体を痛めてしまうリスクもあります。

ナースコールで呼ばれて他の看護業務に支障が出ないよう、他のスタッフとも協力しながら行わなければいけません。

 

整形外科で働く看護師の給料は?

ゼロコ
病棟とクリニック両方の勤務経験からみた私なりの意見です。

私が勤務していた病院では、仕事内容は違っても整形外科だという理由で給料が多いということはなく、日勤+夜勤手当がつき整形外科以外の病棟との差はみられませんでした。

その後、整形外科クリニックでも勤務を始めたところ、内科などに比べて少し給料高めでした(時給換算にして2000~3000円ほど)。

その理由ですが、整形外科クリニックは他よりも診察時間が長い傾向にあり、例えば午前中は9時から12時まで午後は15時から19時までなどがあります。

これにより、仕事や学校が終わってからでも診察を受けることが出来るというメリットがありますが、看護師の勤務時間は長くなりますし、クリニックでも忙しく残業も少なくないことから、給料が高めになっているのかもしれません。

実際に転職したクリニックも忙しく受付終了まで患者が途切れることは殆どありませんでした。

 

整形外科で働くのが向いている看護師の特徴

整形外科に向いている看護師は?

1:コミュニケーションをとるのが得意であること

患者やスタッフと話すことが多いので明るく話しやすいコミュニケーションをとることが好きな人が向いています。

2:てきぱき動くことが出来て力仕事に自信がある

整形外科は特に介助動作が必要になります。主にベッド移動や車いす移乗、体位変換や入浴介助などを行うので体力勝負になることも少なくありません。

3:患者の状態に合わせて看護を行うことが出来る

指1本でも骨折や痛めてしまうと普段出来たことが出来なくなってしまいます。

先回りして何でもやってあげることが看護ではなく、これから生活していく為にアドバイスし見守ってあげることの出来る人が良いです。

 

【経験者が語る】看護師が整形外科に転職するには?

転職はしやすい?

もともと整形外科で勤務したことがあると、より転職はしやすいのは当たり前ですが。。。

ゼロコ

採血や点滴、バイタルサイン測定などの基礎は勿論、更に専門的な知識を持っていると即戦力として採用されやすくなります

あとは、整形外科での勤務経験がなくても、何故働いてみたいのか明確な理由や挑戦してみたいという前向きな姿勢があれば、転職に繋がりやすいです。

志望動機はどう考える?

これまで整形外科の経験がある場合はまずどんな看護をやってきたか手術に携わってきたのかを具体的に伝える必要があります。
(高齢の大腿骨頸部骨折を入院から退院まで看護してきた、ギプス固定や牽引をした経験があるなど)

経験があるというのは転職するにあたって大きなメリットになるでしょう。

新たな職場で更にスキルアップをしたいという気持ちを伝えることも大切です。

経験がない場合でも、

  1. 新しい分野に挑戦したい
  2. 大変な仕事でも人と話すことは得意としている など

積極性に長ける言葉を考えていけると良いです。これから色々な知識を得たいという意気込みも伝えていきましょう。

実際に転職した際に利用したサイトは?

ゼロコ
私は「キララサポート」という転職サイトを利用しました。

すぐにでも新しい勤務先で働きたいと思っていた私は、クリニックでの勤務を希望していたところ、親切に対応していただき近場のクリニックを転職先に紹介していただきました。

キラキラサポート

公式URL:https://kirara-support.jp/kango

 

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まとめ

ゼロコ

こうしてみると、整形外科は看護をするだけではなく、体も動かす必要のある大変な仕事というイメージを拭うことは難しいのかもしれません

しかし、最初に述べたように、回復して元気な姿で退院していく人が多いのも事実です。

 

これから頑張りますと、前向きな気持ちを患者の口から聞かれることもあります。

そんな姿を見たときに看護に携われて良かったと感じることが出来れば良いと思います。

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