後輩看護師の指導法

後輩看護師をどう育てる?指導方法とは?

後輩看護師の指導

 

後閑愛実さん
後閑愛実

看護学校では、看護の方法は教わっても、後輩への指導方法を教わることはありません。

看護師になってもそうです。

看護の方法は教わっても、後輩への指導方法を教わることはありません

だから、教え方を知らない人に教えられて、教え方を知らないまま教えることになる。

後輩指導を苦手と思っている人も、多いと思います。

私もそうです。

 

  • 『なんで患者さんにそんな言い方するの!?』
  • 『なんでもっと丁寧にできないの!?』
  • 『なんでまた同じ失敗するの!?』

自分もできていないのに、できない新人看護師にイライラ。。。

でも、よくよく考えてみれば、知識を教えているだけで、行動を修正してあげていなかった、なぜそうなるのか納得させてから行動させていなかった

できないことばかりに目がいき、できていることを褒めることをしていなかった。

教え方にも問題があったことがわかります。

そう思わせてくれたのは、太陽のマネジメントで部下育成をしていた黒岩禅さんでした。

私は看護師をしながら全国で講演活動もさせてもらっていますが、禅さんは私の講師としての師匠です。

「北風」をビュービュー吹かせて、部下を無理やり動かそうとしても、部下は縮こまって自分から動こうとはしてくれません

禅さんは、「太陽」のように部下を「温め、照らし、輝かせる」そんな「太陽のマネジメント」が必要だと言っています。

部下、後輩育成だけでなく、これは子育てにも言えることではないでしょうか。

まずは自分自身が、温かく輝く太陽になりましょう! そして、周りを照らすのです!

そんなリーダーとなるべく、黒岩さんから教わった後輩育成方法をお伝えします。

 

キャリズム看護師転職
転職に役立つ情報を発信しているサイト『キャリズム』の編集部。『今の職場に不満があり、転職を考え始めた方』や『転職したいけれど、転職活動の進め方がわからない方』に向けて、最高の転職を実現できるような情報を提供することを目指しております。

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後閑愛実(ごかん めぐみ)
正看護師。BLS及びACLSインストラクター。
看取りコミュニケーター
2002年群馬パース看護短期大学卒業、2003年より看護師として病院勤務を開始する。以来1000人以上の患者と関わり、看取ってきた患者から学んだことを生かして「最期まで笑顔で生ききる生き方をサポートしたい」と2013年より看取りコミュニケーション講師として研修や講演活動を開始。

現在は病院に非常勤の看護師として勤務しながら、研修、講演、執筆などを行っている。雑誌「月刊ナーシング」で連載中『まんがでわかるはじめての看取りケア』の原作執筆を担当。 著書に『後悔しない死の迎え方(ダイヤモンド社)』がある。
なかもと ゆき
多摩美術大学卒業後、フリーの作家・デザイナー・イラストレーターとして活動。デザインフェスタはじめ様々な展示に多数出店。2018年「月刊ナーシング」で『まんがでわかるはじめての看取りケア』の連載を開始。イラストを担当。『後悔しない死の迎え方(後閑愛実著)』では、挿絵を担当。

現在YouTubeで「ゆき味アートチャンネル」を開設、ものつくりの楽しさを発信している。

 

後輩に教えてもらう

日々の業務に追われながら、仕事を教えることはとても大変です。

しかし、この教え方が、のちのち業務効率やチームのあり方を変えていきますから、教えるというのはとても重要なことです。

いまは、看護技術チェックリストがあって、やったことをチェックして、看護技術の達成度を確認していると思います。

でも、やったことがある、チェックされているからといって、理解しているとは限りません

あとあとになって「何がわからないのか、わからない」ということにならないように、後輩に教わったことを教えてもらいます。

 

後閑愛実さん

私は、後輩の指導を頼まれた時は、業務のおわりに振り返りの時間をもうけ、「今日やったことを私に教えて」と今日やったことを教えてもらいます。

加えて、いくつかポイントとなるところを質問すれば、後輩の理解度がよくわかります。

後輩自身も、「あとで自分が教える」と意識するため、教わり方が変わってきます。

 

教えたことと相手が理解したことは、一致しません。何度も繰り返し、同じことを教えるはめにもなります。

しかし、自分の教え方をブラッシュアップするチャンスだと思ってみてください。

そうするとイライラも、ワクワクに変わります。

 

指導は具体的にすること

何か後輩がミスをしたときに、「次は注意して」と言ってしまいがちですが、それではミスはなくなりません。

後輩には、注意をしていたつもりなのですから。

「注意する」や「意識する」という指導は、具体的な指導ではありません。指導をするときは、行動を具体的に修正します。
後閑愛実さん

たとえば、報告を忘れてしまう後輩だったら、「次は注意して」ではなく、「報告したいことをメモしておこう」と伝えるなどです。

誰がやっても同じ行動ができるような具体的な指導をする必要があります。

後輩に考えてもらうことも必要です。

次に同じ失敗をしないようにするには、具体的にどうしたらいいと思う?」などと聞いて、後輩に考えさせることも有効です。

 

以下は、No4「やりがい」の記事にも書いた、後輩の行動修正の考え方です。

 


看護師としてやりがいを感じる瞬間とは【現役の看護師さんに聞いてみた】

 

相手の行動のどこに問題があるかを考える

相手の行動がなぜうまくいかないのかを考えるときは、3つの視点からどこに問題があるかを考えます。

①知識

知らないとできません。正しい情報を伝えることが必要です。

②技術

やり方は知っているけど技術や操作の問題。経験させ、その場で技術を修正させていくことが必要です。

③態度

やり方は知っているし、やろうとすればできる。でも一緒にやる相手や現場の環境によってうまくできない、納得いっていないなど、様々な原因で行動できない、あるいはしないこと。

 

後閑愛実さん

相手がどこの問題があってできないのかを考えます。

知識がないなら知識を教え、技術がないならやらせてみせる。

態度に問題がある場合は何が原因で、行動するにはどうしたらいいかを“振り返り”と“議論”を通じ、自律的な思考と将来の行動変容を促していきましょう

問題が複数の場合もあるし、すべては繋がってもいます。

言葉にすると、なお理解は深まっていきます。

自分がわかっていないと教えられない

そもそも、教える自分がわかっていないと教えられません

人に教えるためには、まず自分の知識や技術は正しいか、情報を収集したり観察を強化する必要があるため、おのずと理解が深まっていきます。

相手に教えた結果、自分の教え方のどこがよくてどこが悪かったかの評価もできます。結果、自分自身が最も学び成長できることになります

ですから、企業では勉強会をするときに、一番そのことに関してできない人に講師を頼むなんてところもあるそうです。

人に教えるために、より学ぶからです。

教えることをめんどくさがる人は、自分の成長を止めてしまっています。

教えることこそ、最大の学びなのです。

後閑愛実さん

新しい仲間が増えることは喜ばしいことです。

自分の看護を見直してみましょう。

教えることこそ、最大の学びになります。

最初はお互いに慣れず、苦労も多いかと思いますが、お互いに成長できるチャンスです。


先輩の行動や姿勢が最高のチームにつながる

もっとも早くその行動を習慣にさせるためには、方法が2つあります。

  1. この行動自体がかっこいいと思う
  2. かっこいい人がその行動をしている

 

後閑愛実さん

②は手取り早いです。

かっこいい芸能人や有名人がなにかすると、それを真似してみんなやろうとしますよね。

かっこいい先輩が、かっこいい看護をしていれば、後輩はおのずとそれを真似るものです。

 

後輩で「何か手伝うことありますか?」と聞いてきて、よく手伝ってくれる子がいました。

優しくて気がきくなーと思っていましたが、他の看護師に聞くと、「あの子は仕事しない、すぐどっか行くし、仕事は遅いし…」と不満を漏らすのです。

愚痴や不満ばかり言っている先輩と、一緒に仕事をしたいと思うでしょうか。

この先輩と一緒に仕事したい!」と思わせたら、こっちのものですよ。

 

講師の師匠である黒岩禅さんは、講演では誰よりも楽しそうに話をします。

一番講演を楽しんでいます。

だから参加者も楽しくなってきて、学ぶ姿勢も変わっていくのがわかります。

 

後閑愛実さん

私も真似して、講演は誰よりも楽しんでやります。

終わった後に「看取りの講演なのに楽しかった」という感想をもらうこともあります。

看護も誰よりも楽しんでやります。

だから、勤務表を見て私が一緒の日は「安心する」「よかった」って言ってもらえます。
(もちろん全員にというわけではないと思いますが(汗))

あなたも、誰よりも楽しんで仕事をしてみませんか?

 

黒岩禅さんは全国の企業から引っ張りだこで、なかなか一般公開講座はないのですが、機会があればぜひ黒岩禅さんの講演を聞いてみてください

どの職種でも必要な、部下、後輩育成のために必要なスキルとマインドを教えてくれます。

 

黒岩禅(くろいわ ぜん)

著書:はじめてのリーダーの教科書

Twitter:https://twitter.com/ZENG_Q

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まとめ

  1. 「何がわからないか、わからない」を防ぐために、後輩に教えてもらう
  2. その指導は、具体的か見直そう
  3. 「あの人みたいになりたい!」と思われる先輩になろう!

 

後閑愛実さん

いかがでしょうか。

後輩指導が「めんどくさい」と思われている方も、「ちょっとやってみようかな」って思ってもらえると嬉しいです。

さあ、今日からかっこよく♫

 

後閑愛実(ごかん・めぐみ)
正看護師。BLS及びACLSインストラクター。看取りコミュニケーター

2002年群馬パース看護短期大学卒業、2003年より看護師として病院勤務を開始する。以来1000人以上の患者と関わり、看取ってきた患者から学んだことを生かして「最期まで笑顔で生ききる生き方をサポートしたい」と2013年より看取りコミュニケーション講師として研修や講演活動を開始。

現在は病院に非常勤の看護師として勤務しながら、研修、講演、執筆などを行っている。
雑誌「月刊ナーシング」で連載中『まんがでわかるはじめての看取りケア』の原作執筆を担当。

著書に『後悔しない死の迎え方』(ダイヤモンド社)がある。
後閑愛実WEBサイト https://www.megumitori.com/

イラスト:なかもと ゆき
多摩美術大学卒業後、フリーの作家・デザイナー・イラストレーターとして活動。

デザインフェスタはじめ様々な展示に多数出店。 2018年「月刊ナーシング」で『まんがでわかるはじめての看取りケア』の連載を開始。イラストを担当。

『後悔しない死の迎え方(後閑愛実著)』では、挿絵を担当。
現在YouTubeで「ゆき味アートチャンネル」を開設、ものつくりの楽しさを発信している。
チャンネルURL:https://www.youtube.com/

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