看護師になったものの、実際に現場へ出て理想と現実の違いに悩んでいる人は数多くいます。
可愛くて話が上手い看護師は、医者に人気。「可愛いから怒られない」を数年経験していると「自分は出来る看護師だ」と勘違いして育ってしまう
結果、基礎はないけど医師には怒られない、中身スカスカな中堅看護師の出来上がり
私は可愛くもないし話も下手
だから技術だけで医師の信頼を獲得してきた— さくらこ先輩はオペナースを辞めたい (@sakurako_ope) October 22, 2019
ここでは自分に合った働いやすい職場の選び方をご紹介したいと思います。
自分の職場はブラックである など現役看護師達の声を聞くことがよくあります。そんな私も、現役看護師の時かつては人間関係に悩み職場の本来のありかたについて疑問を抱いていた1人です。この記事によって今悩んでいる看護師達の悩みを解決する手助けになれば良いと思っています。
看護師にとって良い職場とは?
これから看護師になる人、転職する人にも重要なポイントです。
条件1:希望の休みがとれて福利厚生がきちんとしている
- 自分が休みたい日や有休消化が出来る
- しっかりと体調を整えることが出来たり、
- リフレッシュする時間が得られるような勤務体制
であることは重要です。
精神的や体力的にも余裕が持てるような職場であるととても働きやすいのではないかと思います。
有休が消化出来ない、夜勤明けの翌日も出勤というのが当たり前の職場で働いて当時は感覚が麻痺していましたが当然の権利だと思っています。
条件2:看護師の人数が安定しており人間関係が良好である。
人数が多ければ看護業務がスムーズになり残業も減りますし、人間関係が良好であればお互いに声掛けし協力することも出来ます。
看護師が転職する大きな理由の1つとして「人間関係が上手くいかなかったから」というものがあるくらいです。
上手くいっていないと、チームで動く看護にとって大きな壁となってしまい、ますます悩みは増えてしまうでしょう。
ある程度の職員数がいる職場というのは居心地が良くて自分に合っているという場合が殆どですのでこの条件はとても大事であることが分かります。
私が勤務していいた病院でも、人間関係に悩んでいた同僚や先輩達がいましたが、忙しい職場でもあったので退職を選択した人もいます。
看護をするためにうわべの人間関係を築こうとしていた職場でもあり、私自身体力的にも精神的にも限界を迎えていた時でもありました。
条件3:相談出来る上司がいる(師長、プリセプターなど)
少しでも不安なことがあれば、声に出すことは重要です。
相談できる人が1人でもいれば自分の気持ちも変わってきますし、気持ちに寄り添ってくれるような師長であれば、働きやすい環境を作りだすきっかけにもなります。
職場の環境が悪い時の原因と対処法
なかなか解決できない一番の悩みどころではないかと思います
原因1:スタッフの人数が定着しない
環境が悪いと、就職しても看護業務を覚える前に退職したり来なくなってしまったりと、なかなか定着しない傾向にあります。
毎日人数にばらつきがあって、人数が極端に少ない日も出てくれば一人一人の負担は大きくなるばかりです。
こうなるとミスも出てくるリスクもあり悪循環となってしまいます。
対処法
きちんとスタッフを定着させるためには教育体制を整えスタッフと協力しながら看護師を育てていくことが必要です。
原因2:チームワークがとれていない
看護師はチームワークが不可欠の職業なので、一人でもチームワークがとれないと看護の質が下がる恐れがあります。
その理由として、情報の共有が出来ないことによる、看護業務がスムーズに行えないことがあげられます。
対処法
難しいかもしれませんが、自ら積極的に声掛けすることを心がけましょう。
雰囲気が悪くて声を掛けられないからといって、半信半疑で看護を行うようなことがあってはいけません。
患者第一に考え適切な看護を行うことが大事です。
チームワークがとれないスタッフに対して疑問を抱いている人は自分だけではないかもしれませんし、そのスタッフにも理由があるのかもしれません。
自分だけの問題にするのではなく相談してみることもおすすめします。
原因3:残業が多い
何が起こるのか予測出来ないのが看護師の仕事です。
優先順位を考えながら業務を行っていると、時間通りに終わらないことも少なくありません。
対処法
どうすれば業務が終わるのか?
手伝うことも大事かもしれませんが、カンファレンスを開き業務の改善策を話し合うことも必要です。
悩める看護師が転職して良い職場を探す際のポイント
いざ転職をすることになっても、どこから探せばいいのか分からない人に、参考にしていただきたいポイントです
ポイント1:職場見学をさせてもらう
職場見学は面接で聞いたことだけでなく、
- 病院の雰囲気や患者さんの様子
- どんな看護師が勤務をしているのか
- 看護はどこまで行き届いているのか など
自分の視点で見ることができます。
実際に見たほうが質問もしやすくメリットは多くあります。
どこの施設も必ず見学を実施しているわけではないので、働いてみたという職場があれば問い合わせてみましょう。
ポイント2:自分のライフスタイルに合っているかどうか
転職する理由は様々ありますが、中には前の職場にいたころと、現在では環境が変わった人も多くいると思います。
- 正社員を続ける人は夜勤をするのか日勤のみか
- パート希望であればフルタイムなのか
- 午前中のみ又は土日は休み など
看護師という仕事はどれも大変ですが、働き方が沢山あるというのは便利な事なのかもしれません。
まずは、どのやりかたが自分に一番合っているのかじっくり考えてみてから、転職先を探すのも良いでしょう。
ポイント3:紹介会社に登録してみる
サイトに自分の情報を登録して、面接を行った後に条件にあった職場を紹介してもらえるシステムなので、紹介会社だけが取り扱っている転職先もあり人気が高いです。
では、どこの紹介会社が良いのかというと、ここもまた数が多く自分にぴったりと合うところを見つけるのはなかなか難しいようです。
各サイトにアクセスすれば細かく載っていますし、口コミも見ることが出来ます。
転職先に質問したいことがあれば、会社が間に入って対応しますし、面接時には同席してもらえる等のメリットがあります。
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- あなたの性別は?
実際に利用してよかった転職サイトをご紹介!
ここでは私が利用して良かったおすすめの転職サイト(紹介会社)説明します。
転職先を探していた私は、『MCナースネット(メディカルコンシュルジュ)』という紹介会社を登録してみました。
私は人間関係で悩んでしまい、更に医師からパワハラを受けてしまって、病院というものに不信感を抱きながらの転職だったので、とても慎重でした。
直接面接も出来るという事だったので行ってみたらとても親身になってくれました。
退職の仕方も、人間関係で悩んだということがネックになるのかと思い不安でしたが、自分にあった派遣先を探してもらい良かったと思います。
その他、看護師専門の転職サイト | ||
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まとめ
以上看護師が長く働ける病院の特徴と選び方になります。
私が准看護師の資格を取得したのは2003年なので、もう16年経っています。
医療は驚く程に進歩し、カルテや記録もデジタル化になり便利になった分、覚えることが沢山あり常に日進月歩なのだと思います。
しかし、看護師が悩んでいることは16年前と全く変わっていません。
SNSの発達により、看護師の声は届きやすくなったのかもしれませんが、これからも続いていく問題ではあると思います。