今回は、
- 「看護師になって大変だと思った瞬間」
- 「看護師になって良かったなと思った瞬間」
それぞれについて紹介していきます。
私の看護師時代のエピソードも踏まえて書いていきます。
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この記事の内容
看護師になって大変だと思った7つの瞬間
まずは、看護師になって大変だと思った瞬間についてそれぞれ紹介していきます。
看護師だからこそ大変という部分もたくさんありました。
女社会で生きるということ
看護師になって大変だと思った瞬間は、「女社会で生きる」ということです。
女社会そのものが大変だということではありません。
看護師という仕事は、
- シフト制による、生活リズムの乱れ
- 患者の命に関わる精神的なストレス
- 体力仕事であり、身体的なストレス
があります。
女性は、ホルモンバランスが崩れることでイライラしたりすることが多く、看護師という仕事は必然的にホルモンバランスが崩れてしまいますよね。
その結果、現場にて「愚痴の言い合い」や「新人に当たる」といった状況が作られやすいです。
ストレスフリーな世界にいたら、愚痴など言わないですよね。しかし、それがおこってしまうのが看護師という世界なのです。
悲しい現実ですが、病棟勤務で命を取り扱う仕事である以上避けては通れない環境であります。
身体がしんどくても患者の身体を心配しなきゃいけない
看護師として、大変だと思った出来事として「自分の身体が辛くても、患者の身体を心配しなきゃいけないという状況」があります。
私は、自分が体調不良の状態の時に患者の看護をしなければいけないといった経験が何度かあります。
心身ともに健康でありながら働くことが看護師としての最低条件ではありますが、どうしても体調が悪い時はありますよね。
体験談〜新人で体調不良になった時〜
新人の頃、体が少しダルい状態で出勤。仕事に行く前には発熱はしておらず。
出勤して、念の為先輩看護師に報告すると、熱を測ろうと提案される。熱が37度5分。体のだるさは増すばかり。
すぐに退勤させられてそのまま外来で検査を受けることに。胸部不快感など、さまざまな症状がでるも原因不明。
やはり、自分の健康を大切にできないけど、職場で働かなければいけないという状況にも辛さを感じてしまいますよね。
さらに、他の看護師も人間だから、体調不良になってしまうのは「お互い様」と言われつつ、自分の体の弱さに不甲斐なさを感じてしまっていました。
看護師という仕事は、自己管理能力が高くないと勤めることのできない大変な仕事だと思います。
インシデントやアクシデントを起こした時
看護師になって大変だなと思った瞬間は、「インシデントやアクシデントを起こした時」です。
参考:ナースpedia
看護師として働くと避けて通れないのが、「インシデント」です。
もちろん、インシデントの場合は医療事故を未然に防げたという場合なので良い風に捉えれば良いのです。
しかし、立て続けにインシデントをおこしてしまった時や患者の命に関わるインシデントの場合、自分の不甲斐なさに嫌気がさします。
もちろん、誰のせいでもないかもしれない。
でも起こってしまっているからこそ、どこにも逃げ場がない気持ちになってしまいます。
インシデントが起こってしまった時こそ、自分との心の向き合い方が大変だなと感じます。
患者への看護に限界があると感じた時
看護師になって大変だなと思った瞬間は、「患者への看護に限界があると感じた時」です。
看護学生時代は、1人の患者しか受け持たないためしっかり関わり考えることができます。
しかし、看護師になった途端、1日に受け持つ患者の数がいきなり増えてしまいます。
その結果、1人ずつの患者に行うことのできる看護が限られてしまいます。
- 「この患者にもっとこういう看護ができるのに」
- 「本当はここも考えてあげられたら良いのに」
などと、時間がかけられない中でどう関わっていくかという部分も重要になっていきます。
必ずしも、しっかり時間をとって関わることが患者にとって良い看護になるわけではありません。
しかし、時間がないことを理由にできないことが増えるのはとても悲しい気持ちになります。
患者にできる看護が限られてしまうという部分を理解した上で患者と関わる時に大変だなと感じます。
一生涯勉強し続けなければいけない責任のある仕事
看護師になって大変だなと思った瞬間は、「一生涯勉強し続けなければいけない責任のある仕事」という部分です。
医療現場は、日々情報が刷新され、看護技術も新しくなっていくものが多いです。
日々勉強していかなければついていけない現場になっています。
と言われたことが看護師になってからとても身に染みました。
家に帰っても、医療や看護についての知識を詰め込まなきゃいけないという状況は大変ですよね。
プラス評価ではなくマイナス評価の世界
看護師になって大変だなと思った瞬間は、「プラス評価ではなくマイナス評価の世界」ということです。
- 成功して当たり前、失敗したらダメ。
- やれて当たり前。やれないとダメ。
そのような世界だと感じています。
特に、患者に侵襲を与える仕事であるため採血ひとつにしろ、失敗は許されません。
看護師の資格がある以上は、「看護技術ができる」ということが前提ですよね。
看護師がなにかすることで、もっとほめられたりする業界になれば良いのになと思うことが多々あります。
免許に縛られすぎて選択肢が少ない
多くの看護師は、「病院で働く」「クリニックで働く」などといった看護師の選択肢しか知らないままに看護師の免許を持ち、働き出します。
現時点で、私自身は看護師の免許を持ちながら「ライター」という仕事をできている状態です。
看護師は病院以外でも働けるということを知らない人も多いのが現実です。
様々な場所で看護師として、生きていけることを知らない状態はとても辛いですよね。
看護師になって良かったなと思った瞬間4つ
看護師になって良かったなと思った瞬間について紹介していきます。
実際に医療現場で働いているという状況だけでなく、自分の人生や生活にも役に立っていると感じる瞬間があります。
患者から感謝をされた時
看護師になって良かったなと思った瞬間は、「患者から感謝された時」です。
看護師をしていると、患者に「ありがとう」と言ってもらえる機会に遭遇します。
患者にとって、病院での入院生活は心細くなってしまいます。
体の不調だけでなく心も不安になってしまう状態をサポートしてあげることができるのが看護師ですよね。
患者の入院生活をサポートすることは仕事ですが、感謝をしてもらえると「看護師として頑張ってて良かったな」と実感することができます。
看護をした患者が元気になって退院した時
私たちは、患者が元気になってもらうために医療を提供し、看護を行なっています。
病におかされてしまっている患者が元気になっていく姿を見れる時ほど嬉しいものはありません。
もちろん病棟によって、患者の回復がみられる場合とそうでない場合もあります。
特に、急性期の病棟や外科の病棟に配属されるとみるみる患者が元気になっていきます。
その状況にやりがいを感じる看護師も多いようです。
家族や友人から病気や体に関する質問をされて、役に立てた時
看護師として、職場以外でも医療や看護の知識が役に立つことがたくさんあります。
医療従事者としての知識が、身近な人の役に立った時はとても嬉しいですよね。
身近な人の健康を守れるというのも看護師だからできることも多いです。
就職などに困らないとき
不況になってもなんとか生きていく術があると思うととても気が楽ですよね。
まとめ
それぞれの状況や働いている環境によって、感じることも違うと思いますが看護師という仕事は大変だけどやりがいのある仕事ということがわかりますよね。
看護師という仕事に疲れてしまったり、職場の環境などによって続けることができない場合でも、どこでも働き始めることができる資格になっています。
自分のライフスタイルに合わせて、看護師が大変だけどやりがいのある仕事として続けられると良いですね。