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専門看護師になるには|仕事内容や専門看護師になる方法をご紹介!

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看護師として最高のキャリアである専門看護師。

資格の取得条件が難しいことでも知られ、全国でも専門看護師の数は多くありません。

看護師であれば、一度は目指したいと思った方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな狭き門である専門看護師について、資格の取得方法やメリット、デメリットをご紹介していきます。

 

専門看護師とは?

専門看護師とは、特定の専門分野に特化した看護師を指します。

看護技術はもちろんのこと、患者さんの家族や地域の医療機関との連携、教育の分野でも研究を行う看護のスペシャリストです。

『日本看護協会』によると本会専門看護師認定審査に合格し、ある一定の専門看分野に置いて卓越した看護実践能力を有することを認められたものをいいます。
専門看護師は、専門看護分野において6つの役割を果たします。
実践・・・個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する
相談・・・看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。
調整・・・必要なケアが円滑に行われるために、保健福祉医療に携わる人々の間のコーディネーションを行う。
倫理調整・・・個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決を果たす
教育・・・看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。
研究・・・専門知識及び技術の向上並びに開発を測るために実践の場における研究活動を行う。

引用:日本看護協会

13個の専門分野

専門看護師の分野は下記の通りです。

  1. がん看護
  2. 精神看護
  3. 地域看護
  4. 老人看護
  5. 小児看護
  6. 母性看護
  7. 慢性疾患看護
  8. 急性・重症患者看護
  9. 感染症看護
  10. 家族支援
  11. 在宅看護
  12. 遺伝看護
  13. 災害看護

全国にいる専門看護師の総数は2,733 人(2020年12月末時点)と少ないものの、徐々に増えています。

専門看護師の仕事

多くの専門看護師は病院内で勤務しており、医療チームのサポートや研究、看護師の育成などをメインに行なっています。

また、ICU(集中医療室)やHCU(高度治療室)で常に最前線に立ち、現場の指揮をとっています。

病院外での仕事も多く、医療機関や地域と連携を取り研修会などのスピーカーを務めることもあります。

専門看護師にしかできない仕事が多いので、やりがいは十分に感じることができます。

専門看護師の年収は?

一般的な看護師の年収平均は約450万円〜500万円前後となっています。そこから専門看護師になったのであれば、プラス50万円前後にはなるかと思いますので、おそらく500万円〜550万円の間になるのではないでしょうか。

専門看護師になるには?資格や条件は?

看護のエキスパートである専門看護師ですが、その希少性の高さから具体的にどうすればなれるのか分からない方も多いのではないでしょうか。

狭き門でもある、専門看護師になる3つの条件をご紹介します。

看護系大学院に受験すること

まず、13種の専門分野から一つを選びます。

どの分野でも良い訳ではなく、実務経験が3年以上ある専門分野を選び、かつ看護師として5年以上の実務経験必須となるので、ある程度のスキルや知識が必要となります。

今配属されている分野と異なる場合は、異動願いを申請して実務経験を積む必要があるので、根気よくスキルを磨きましょう。

受験をする大学院を選んだら、指導職員と面談をします。

面談後に出願用紙がもらえる大学院が増えているので、予め調べておきましょう。

大学院へ入学の際、下記の書類が必要となってきます。

  • 最後に卒業した学校の成績証明書
  • 研究歴、研究成果、研修受講歴報告書
  • 保健師、助産師、看護師免許証のコピー
  • 出身学校の卒業証明証

証明証などは、数日で発行できないものがほとんどですので、余裕を持って手続きをしておきましょう。

2年間で規定単位を取得すること

2年間の在学で総計26単位、または38単位を取得しないといけません。

この期間中、仕事と両立することが難しく挫折をする看護師の方がほとんどです。

融通のきく職場であれば、休職を許可してくれる場合もあるので、事前に相談しておきましょう。

難しい場合は、退職することも選択肢の一つです。アルバイトやパートと両立させた方がシフトの自由もきくので、勉強に集中できるでしょう。

専門看護師認定証の所持

最終関門である専門看護師認定審査を合格することができれば、専門看護師認定証がもらえ、認定料を支払うことで専門看護師となります。

試験は毎年11月に1回行われ、書類審査による一次試験と筆記試験、看護実績報告書による二次試験で構成されています。

気になる専門看護師認定審査の合格率は78.5%(2017年度調べ)と、比較的通過しやすい試験になっています。

 

専門看護師になる3つのメリット

専門看護師になるには、4つの厳しい条件がありますので、目指すのをあきらめてしまっている方もいらっしゃいます。

しかし、厳しい条件が課されているからこそ、得られるメリットもありますので、それぞれ確認しておきましょう。

高いスキルや人望が得られる

多くの機関と連携してお仕事をすることが可能になりますので、今まで以上の高いスキルや人望を得ることができます。

専門看護師だからこそ出来る仕事が増えますので、他とより一層、差をつけることが可能です。

夜勤免除などの待遇が良くなる

こちらは必ずという訳ではありませんが、専門看護師は特有の仕事をする変わりに夜勤を免除してもらうことが出来ます。

自分のライフスタイルに合わせた仕事が出来るようになるのもメリットの一つです。

看護師として更なるキャリアアップが目指せる

専門看護師を経験することによって更なるキャリアアップを目指すことも可能です。

専門看護師とは各看護分野のプロといえますので、最先端の看護を突き進むことが出来ます。

その分野を突き詰めれば、自分が出来る範囲も広がってきますので、キャリアアップしたい方には大きなメリットといえます。

専門看護師への道は険しい

専門看護師のメリットを解説してきましたが、デメリットも把握しておくことが重要ですので、こちらも把握しておきましょう。

通常の看護師業務+α

専門看護師は看護師のエキスパート。ジレンマではありますが、やれる業務が増えた分、「看護師の仕事」と「専門看護師の仕事」両方をこなさないといけません。

やれることが増えるのは嬉しいものの、人材不足が嘆かれる看護師業界では、業務量が多くなりがちです。

取得難易度が高い

専門看護師にどのようになるかは上述しましたが、非常に難易度が高いです。

自分が専門看護師になりたい理由がはっきりしていないと、途中でくじけてしまうので、目標意識を持ち続けて専門看護師取得へ励みましょう。

 

まとめ

「看護師のエキスパートである専門看護師になるにはどうしたら良いか」解説してきました。

専門看護師になるには非常に難易度の高い条件を3つクリアしなければいけません。

しかし専門看護師になったからこそ、見える景色もありますので、「我こそは」という方はぜひチャレンジしてください。

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