ほかのOLと比べると恵まれている部分もあるのに「なかなか結婚ができない」と悩む看護師はいませんか?
下記は「マイナビウーマン」が203名に調査したアンケートの結果です。
ご覧の通り、看護師は男性にとって結婚したい女性の職業ランキングの第1位です。優しさと収入面の安定を兼ね備えている看護師はまさに、理想の伴侶かもしれません。さまざまなランキングを確認しても、看護師は常にトップ3に入る人気の職業でした。
ただ!「もしかして私一生このまま独身なの?」と思いつめてしまうこともありますよね。
今回は「看護師だから結婚できないの?」と悩む結婚したい看護師に向けて本当に看護師は結婚しにくいのか、結婚できる可能性を高める方法などについて解説します。
この記事の内容
看護師は結婚できないと言われる主な理由5つ
「本当に看護師は結婚ができないのか?」の疑問への答えは『NO』です。
もちろん、看護師だって結婚はできます。ただし、看護師の結婚についてどのような統計があるかわかりませんが、一度結婚適齢期を逃してしまうと、ある程度の婚活の努力をしなければ職業上結婚しづらくなるといえます。
なぜ看護師は結婚できないと言われてしまうのか、主な理由を5つ挙げてみましょう。
職場で結婚相手に出会えるのは一部の看護師だけ?
結婚相手に出会えるきっかけとして多いのが「職場での出会い」や「友人の紹介」です。
国立社会保障・人口問題研究所の調査*1では、夫婦が出会ったきっかけは恋愛結婚において以下のような結果になっています。
- 友人・兄弟姉妹を通じて 30.9%
- 職場や仕事で 28.1%
- 学校で 11.7%
- 街なかや旅先で 5.7%
- サークル・クラブ・習いごとで 4.9%
- アルバイトで 3.7%
- 幼なじみ・隣人 1.7%
ちなみに同じ調査において、18〜34歳の未婚女性が交際相手に出会ったきっかけでは、以下のようになっています。
- 職場や仕事で 24.5%
- 学校で 23.7%
- 友人・兄弟姉妹を通じて 20.9%
夫婦が出会う・未婚女性が交際相手に出会うきっかけとして「職場」と答えた人が多いことがわかりますよね。
しかし、看護師の職場はどうでしょうか。
男性医師やコメディカルもいたり、男性看護師も増えてきたりしているとはいえ、女性が多い職場であることは変わりません。
もちろん看護師でも職場結婚をする人もいますが、男女の比率を考えると職場結婚できる看護師はほんの一部とみていいでしょう。
勤務がキツイ・不規則なことが多く出会いや交際のタイミングを逃す
看護師はとくに病院勤務・常勤で夜勤をこなすとなると、生活も不規則になりがちです。
結婚に結びつくかもしれない出会いや交際の機会損失が重なると「気づいたら独身のままでいた」なんてことにもなりかねません。
日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」によれば、実際の交代制勤務では以下のことが問題として取り上げられています。
- 日勤→深夜勤、準夜勤→日勤など勤務間隔が短すぎる
- 時間外労働が多い
- 勤務の拘束時間が長い
- 夜勤回数が多い
- 有給休暇が柔軟に取得できない
これらの勤務状況は近年改善されているとはいっても、現場で働く看護師なら必ず一つは当てはまることもあるのではないでしょうか。
とくにICUや救急など激務が予測される部署で働く看護師は、より勤務体制も厳しいともいえます。
参考:公益社団法人日本看護協会 看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン
仕事を優先して恋愛・プライベートをおろそかにしてしまう
しかし、看護のある分野を極めようとすると資格をとったり、研修会に参加したりとさらに日々の忙しさに拍車をかけます。
すると仕事以外の余暇の時間が、自分のキャリアアップのための時間に取られてしまい、恋愛やプライベートを充実させる時間がそもそもなくなってしまうことになりかねません。
そうなると「仕事ばかりに気を取られていたら恋愛や結婚をするタイミングを逃してしまった!」ということになってしまうのです。
独身でも十分な収入があるため結婚の必要性を感じなくなる
看護師の大半を占める病院で働く看護師は世間が抱いているイメージよりも、実は給料はそれほど高くはありません。
もちろんプラスαの資格や経験キャリアがある・大学病院で働いている・役職がついている看護師は別です。
20代前半の他職業の女性と比べると確かに給料がよく見えるため、そのイメージが先行しているかもしれません。
とはいえ、日本看護協会のデータ*3によれば、以下のように看護師の給与はそれほど悪くはないのが実情です。
- 高卒+3年課程卒の新卒看護師:税込給与総額 263,551円
- 大卒の新卒看護師:税込給与総額 271,381円
- 勤続10年の看護師(31〜32歳、非管理者):税込給与総額 322,111円
国や私立などの設置主体別や病床別により給与額も変わります。
しかし、よほどのことがない限りリストラもなく、転職にも困らない看護師は働きたいと思う年齢まで何かしらの仕事を得ることは可能です。
そうなると、あえて結婚をせず独身のままでも十分な収入を維持できるため、無理に結婚んをしなくてもいいという考えに至ることもできます。
参考:公益社団法人日本看護協会 看護職の給与データ(2018年版)
プライドが高い・理想の男性像が高い女性が多い
看護師・女性としてのプライドが高く、結婚相手とする男性像が高い女性が多いことも、看護師が結婚ができないと言われる理由です。
そもそも看護師になる女性は一概にはいえませんが、責任感が強く、看護職に就いている自分への自負が強い傾向があります。
反対にいえば、そのような気概がないと看護師として長く働いていくのは難しいと思う場面もあるかもしれません。
仕事に対するプライドと同じく自分に対するプライドも高く、それが結婚においては「理想の男性に出会うまで結婚はしない」という気持ちにも繋がることがあります。
若い年代の看護師であれば、男性の方から声をかけてくることもあり、出会いも多いことから自分の理想の結婚相手像を保つこともできるでしょう。
しかし出会いのタイミングを逃してしまうと、理想の男性はほとんどいなくなるのに、自分のプライドだけは捨てられなくなるのです。
出会いがあれば看護師はモテる職業というデータはある!
看護師としての職業上や性格特性上、結婚できないと言われる理由はあるものの、出会いさえあれば看護師はモテる職業であることは確かです。
株式会社マイナビのマイナビウーマンの未婚男性に向けたアンケート調査記事(有効回答203件)によると「結婚したい女性の職業BEST10」では看護師は堂々の1位(8.9%)でした。
ちなみに2位は医師(5.2%)の3位は公務員(4.2%)となっています。
さらに既婚男性(有効回答211件)に「結婚相手について理想的だと思う女性の職業は?」と聞いてみると、ここでも1位が看護師(14.2%)、2位が公務員(6.2%)、3位が専業主婦(5.7%)との結果に。
☆Q.結婚したい女性の職業は?
・第1位 看護師(8.9%)
・第2位 医師(5.2%)
・第3位 公務員(4.2%)
・第4位 保育士・保母さん(3.6%)
・第5位 キャビンアテンダント(CA)(3.1%)
・第6位 アイドル(2.1%)
・同率6位 アナウンサー(2.1%)
・第8位 事務職(1.6%)
・第9位 弁護士(1.0%)
・同率9位 会社員(1.0%)
・同率9位 女優(1.0%)※有効回答203件、11位以下省略
アンケート調査の母数は少ないものの、独身男性・既婚男性の両方において看護師が結婚相手として理想的と思われているのは意外かもしれません。
このことからも「出会いがなくて結婚ができない」と思っているのは当の本人である看護師のみで、実は世間の男性から見れば「できれば看護師と出会って結婚したい」と思われるある意味結婚には有利な職業ともいえるでしょう。
看護師の婚活を成功させるポイント3つ
と悩む人もいますよね。
最後に看護師が婚活を成功させるためのポイントを「婚活準備編」「出会い編」「交際編」に分けて紹介します。
ぜひ婚活の参考にしてください。
婚活準備編
結婚したいと思い立って婚活を始めても、はじめはうまくいかないことも多いはずです。
もちろん勢いで婚活を始めてうまくいくこともあるでしょう。しかし、間違った方法で行うと理想の相手になかなか出会えない・時間が無駄になるということも起こります。
それらを避けるために婚活に向けての準備が何より大切といえるでしょう。
本当に結婚したい?いつまでに結婚したい?婚活動機を明確にする
「独身だと思われたくない」「結婚して仕事を辞めたい」という気持ちが婚活の動機にもなりますが、それよりも「本当に結婚したいと思うのか」「結婚することで人生をどう変えていきたいか」など本質に目を向けると婚活動機がより明確になります。
もちろん愛する男性と出会い結婚することも一つの幸せの形です。
しかし、看護師の仕事を続けていくなら結婚せずに生きていくこともできるといえるでしょう。
どんな男性に出会いたい?どんな男性と結婚したい?
それでも結婚したいとなれば、どんな男性と出会い結婚をしたいのか具体的にイメージをしてください。
性格・価値観・仕事・年収などあげればキリがありませんが、相手に求める条件のなかでここだけは譲れないポイントをいくつか絞っておくとよいでしょう。
さらに結婚後はどんな生活をしていきたいのかも考えておくと、相手選びで迷ったとき「この人と理想の生活はできるかどうか」という判断基準になります。
自分の外見や性格を見直して磨いておく
「こんな人と結婚したい」と理想ばかりを追い求めてもいけません。
相手の男性にも結婚したい女性を選ぶ権利があります。
基本的によい条件の男性ほど、自分と同等かそれよりもより高い条件のある女性を求める傾向があります。
もちろん年収で男性を上回ることは難しいこともありますが、誰にも負けないと自負できる外見・料理の腕・優しさや気遣い、教養の多さなどで、女性としての魅力を高めておくことも大切です。
出会い・結婚相手探し編
婚活準備ができたら、次は出会いを求めて行動しましょう。
「結婚したい」と本気で思うなら看護の仕事が多少ハードでも心と体がオーバーワークにならない程度に積極的に行動することをおすすめします。
合コンなどに行く
私生活で男性と話すことに慣れていない看護師なら、はじめは合コンなどに参加するのもよいでしょう。
「いい男性がいたらラッキー」くらいの気持ちで、まずは男性との会話に慣れ楽しめるようになることを目的に参加するとよいかもしれません。
職場内の出会いを逃さない
女性が多い看護師の職場でもまったく出会いがないわけではありません。医師や研修医、コメディカル、男性看護師など男性職員も多くいます。
もし少しでも気の合う男性がいたら、その出会いを大切に育むのも一つの婚活の方法です。
マッチングアプリの活用も有効
時間のない看護師におすすめの出会いがマッチングアプリでの出会いです。
ただし使うマッチングアプリも、より真面目な出会いが期待できるものを選ぶようにしてください。
なかには遊び相手の女性との出会いが目的の男性もいるため、しっかりと相手を見極めた上で連絡のやりとりをすることが大切です。
顔の見えない相手男性に対してなにか少しでも「変だな」と思うことがあれば、それ以上深入りせずに自分を守ることも重要ですよ。
結婚相談所の利用
マッチングアプリ以外でも出会いの方法として結婚相談所を利用するのもよいでしょう。
結婚相談所でも看護師の女性は人気で、よい条件の男性の紹介を受けやすいメリットもあります。
しかし、
- ある程度の年齢になってから結婚相談所を利用すると理想の男性の条件を落とさざるを得なくなったり
- 自分が意図しない男性を紹介されたりすることもある
ため、どこまで自分の条件を妥協できるのかがポイントになるでしょう。
交際〜結婚までの交際編
婚活の甲斐あって結婚を前提とした交際ができれば、あとはどうやって二人の仲を深めて結婚までいたることができるかが重要ですよね。
もし結婚相談所で出会った男性なら、お互いが結婚を強く意識しているため結婚までの流れはスムーズとなる可能性は高いです。
しかし相手の結婚意思が定まっていないときは、女性の方から結婚を急かしてはいけません。
あくまでも結婚するタイミングは男性に委ねましょう。
男性にどれほど安心感や安らぎを与えられるのか、一緒にいて楽しいと思ってもらえるかが大きなポイントになるでしょう。
まとめ
看護師だから結婚できないということはありません。
確かに不規則勤務やハードな仕事で、出会いの場に行きにくく出会いのチャンスをつかみにくいという人もいるでしょう。
しかし、本当に結婚したいと思うのなら言い訳はしていられません。
女性として、子供を持つ持たないは自由に選べますが、女性には妊娠・出産できる年齢が限られていることを看護師なら誰でも知っているはずです。
その年齢が過ぎて「あのとき早く婚活をしていたら…」と後悔だけはしたくないですよね。そのためにも結婚したいのなら、言い訳はせずに行動するのみです。
今回の記事をぜひ参考にして婚活頑張ってくださいね!