誰でもなれる素質あり!家で働く看護師ライターとは?

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看護師ライターという働き方、知っていますか?

聞き慣れない言葉かもしれませんが、看護師ライターとは、ライターの仕事をする看護師のことを言います。もともとライターとは、 雑誌、書籍、Webサイト、フリーペーパーなどに掲載される記事を書く仕事です。

看護師向けのWEBサイトや雑誌のコラムなどをよく見てみると、「この記事を書いたのは看護師ライター◯◯」と書いてあることがあります。

 

野田裕貴
野田裕貴
私は現在、この看護師ライターをしています。この記事では、私が看護師ライターになるまでの経緯や、実際にチャレンジするための方法をお伝えします。

 

看護師からライターになるまで

看護師ライターになるには

看護師ライターになろうと思ったキッカケ

私は11年間、大学病院で働いていました。

スタッフや職場環境にも恵まれ、看護研究や海外研修、学生への講義などの機会を与えてもらいながら、多くの経験をしてきました

定年までこの病院で働き続ける、と当たり前のように考えていました。しかし、子供が2人産まれ、家事や育児に追われるようになりました。

 

野田裕貴

妻も看護師で、フルタイムで働いており、シフトの調整も必要でした。

保育園の行事や家族でのお出かけも、仕事の都合で行けないこともありましたが、私も妻も、「仕事があるんだし仕方ない」と思っていました。

 

そんな中、看護師ライターという働き方を知りました。

看護師が病院で勤務する場合、働く時間や場所は決まっています。休みや勤務形態はある程度希望できますが、「月に◯◯時間、△△病棟で勤務」という大きな枠での決まり事があります。

逆に看護師ライターの場合は、働く時間や場所は自分で決められます。

企業との契約になるので「記事数は月に●●本、締め切りは□□日」という決まり事はありますが、いつ、どこで働くのも自由です。

昼間にカフェで記事を書いてもいいですし、旅行中に夜中起きて作業することも可能です。私が一番魅力を感じたのは、そのように働き方を自分で決められるところです。

自分で仕事の量も加減できますし、家族との時間や保育園の行事に合わせて、働く時間を調整できます。

通勤の時間もなく、ちょっと空いた時間に記事を書くこともできるので、時間短縮にもなります。

看護師でそんな働き方ができるなら、チャレンジしてみようと思いました。

看護師ライターだけの収入で食べていけるのか

看護師ライターになろうと思って動き始めようとしましたが、思わぬことが発覚。

看護師ライターとして記事を書くと収入が得られます。私が働いていた病院では、本業以外の仕事をすることは就業規則で禁止されていましたので、ライターとして活動することはできなかったのです。

確かに収入は大幅に減った…

野田裕貴

私は悩みました。

病院を辞めてライターになると、収入が大幅に減ります。看護師ライターの収入は、実績がないうちは1つの記事を書いても大きな金額にはなりません

 

正直な話、ライターだけで大学病院の給料を稼ぐには、相当の時間と努力が必要で、数年かかってもそれほどの収入にならない可能性も十分ありました

働く時間や場所を調整できても、お金がなければ生活はできません。

私には保育園に通う子供が2人いて、住宅ローンがあります。

このまま辞めてしまうと、破産してしまうのではないか?」という不安が出てきました。

妻の反対もありました

妻の反対

もう若くないし子供もいるんだから、夢見るバンドマンみたいなこと言わないでよ!」と言われてしまいました。

妻もフルタイムの看護師であり、安定した収入もありましたが、養育費や住宅ローンを考えると、1人の給料では厳しい現状がありました。

看護師の強みを活かした兼業ライターという働き方

そこで私が考えたのが、非常勤の看護師として働きながらライターの仕事をする働き方でした。

インターネットで検索すると看護師ライターをされている方が出てきますが、多くの方は別の仕事とかけもちしながら兼業で記事を書いているようです。

看護師という資格があれば、さまざまな場所で働くことができます。

病院やクリニック、介護施設や訪問看護ステーションなど、看護師の求人はたくさんあり、「看護師なら食べるのには困らないね」とよく言われます。

 

野田裕貴

私は、収入の柱があれば、安定した生活をしながらライターにチャレンジできると思いました。

妻は看護師の仕事を続けたいという考えだったので、その収入があるのも大きな安心感でした。

妻に納得してもらうために、何度も話し合いをしました。時々夫婦ゲンカをしながらも、最終的になんとか納得してもらえました。

ヒモになるんだね」とイヤミを言われながら、私は兼業の看護師ライターになることを決めました。

大学病院を退職、看護師ライターのデビュー

私が上司に辞めることを伝えると、「病院としてあなたが必要だから辞めないでほしい」と言ってもらえました。

ありがたかったのですが、どうしてもやりたいことがあると伝えると納得してくれて、11年働いた大学病院を退職しました。

 

野田裕貴

私はまず収入の柱を持つために、非常勤として働ける職場を探しました

看護師の転職サイトに登録し、条件をしっかり調べたうえで、紹介してもらった老人保健施設の夜勤をすることになりました。

 

非常勤なので、1日夜勤をして◯◯円という給料形態で、ライターの仕事をするために週に1回の勤務にしてもらっています。

このように収入の柱を確保しながら、ライターとして活動をはじめました。

 

ライター業に活かせる看護師経験とは?

私が看護師ライターを始めてから、「あの時の経験が役に立っている」と感じることが多くありました。

その中で、ライターをする時に活かせる看護師経験をお伝えします。

1:看護記録やサマリを書くこと

看護師であれば普段から文章を書いていますよね。看護記録や看護サマリなど、さまざまなものがあります。

看護記録は基本的に同じ施設内のスタッフが読むものですが、看護師サマリは他の施設の人が読む可能性があります

 

野田裕貴

特に患者の転院時に書く退院看護サマリ(退院サマリ、退院要約とも言います)は、転院先の病院の看護師に向けて書くものです。

そのため、患者さんの全体像を捉えたうえで、必要な情報はモレなく書き、不要な情報は省略するわかりやすさが求められます。

 

そのように相手に正確に伝わる文章を書くという経験は、ライター業に活かせていると感じます。

相手の目線に立って文章を書くという点では、看護サマリもとライターの記事も共通しています。

  1. 読んでもらう人はどんな人なのか
  2. どんな環境にいるのか
  3. どのような情報が欲しいのか

ということを想像して書きます。

私は看護記録や看護サマリを書くのは、他のスタッフと比べて遅いほうでした。でも、しっかり考えて丁寧に書いていました。

そんな経験も、ライターとして記事を書く時にとても役に立っているので、「真面目に書いててよかったー!」と感じました。

2:多くの部署、診療科での勤務歴

看護師は、同じ病院や施設の中でもさまざまな部署や診療科があります。例えば、病棟、外来、手術室、検査室など大きな枠があり、その中でも循環器内科、消化器外科、精神科など、診療科ごとに分かれています。

もちろん病院によっても違いますが、これだけ細分化されているということは、看護師によって経験することが大きく異なるということになります。

看護師ライターとして記事を書くには、多くの知識や経験が必要です。

 

野田裕貴

経験がないと看護師ライターができないわけではありませんが、さまざまな部署や診療科で働いたことがある人は、それだけ多くの角度からものごとを見ることができるはずです。

その視点があれば、その人にしか書けないユニークな記事が書けると思います。

 

3:勉強会、委員会での発表、資料作成

院内の委員会、部署での勉強会などに多く参加していることも、ライターに活かせることがあります。

特に、委員会の中でのプレゼンテーション、勉強会での資料作成や発表などは、パワーポイントの基本的な使い方や話し方の経験になります。

「自分の考えを人に伝える」という点で、ライターとして文章を書く時にとても役に立ちます。また、委員会や勉強会に参加していると、議事録を書くこともあると思います。

 

野田裕貴
議事録は、その会に参加しなかった人が連絡内容や決定事項をわかりやすく伝える必要があります。会によって書式が決まっていることがありますが、決められた書き方の中で文章を書くのも良い経験です。

 

4:退職や転職の経験

職場を辞めたり、新しい仕事を見つける経験は、他の人にとって役に立つ情報です。

例えば、退職する時の上司とのやりとりの経験は、これから仕事をやめようとしている人の参考になります。私は、「やりたいことがあるので辞めます」と伝えてスムーズに退職できました。

 

野田裕貴

私の経験から一つに伝えられるアドバイスがあるとすれば、やりたいことを見つけて、ブレずに伝えることです。

退職を伝える時に、「なんとなくやる気がしないから辞めます」と言ったのでは、「じゃあやる気が出れば続けてくれるんだね!違う部署に異動できるようにするから、気分転換して張ってみましょう」と言われてしまうかもしれませんよね。

 

あまりハッキリはわからないけど、なにがなんでも辞めたいのであれば、同じような経験をした人のアドバイスが参考になります。

転職の場合、新しい仕事を探す時に利用した仲介業者の感想や、面接で失敗した経験であれば、これから職場を探す人の役に立つと思います。

特に、実際に経験した生の声はとても貴重な情報です。退職や転職の経験は、誰かの役に立つ、価値のある記事が書ける可能性があるということです。

5:珍しい職場での勤務

看護師が働く場所というと、病院やクリニック、訪問看護というイメージが出てきませんか?

実はそれ以外にも働ける場所は数多くあります。

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誰でもチャレンジできる!看護師ライターになるまでにやったことは?

看護師ライターになるのは経験豊富で、文章を書く才能がある人しかなれない、というイメージはありませんか?

でも実は、それほど難しくないんです。私がどのように看護師ライターになったのか、お伝えします。

1:看護師ライターになる方法を調べる

まず、どうすれば看護師ライターになれるかをインターネットで調べました

看護師ライターと検索すると、現在活躍している看護師ライターがたくさん出てきます。

 

野田裕貴

ブログやWEBサイトの中では、「どうすれば看護師ライターになれるか」ということが丁寧に説明されています。

私はその記事を参考に、どうすればよいのかを調べていきました。パソコンやスマホがあれば簡単にできますし、ライターとして活躍している人だけあって、とても読みやすい記事ばかりです。

看護師ライターに興味がある人はここから始めるのがオススメです。

2:看護師ライター養成講座を受講

看護師ライターになるための方法を調べていると、「看護師ライター養成講座」という記事を見つけました。

すでに看護師ライターとして活躍されている人が、新しくライターになりたい看護師向けに講座をするというものでした。

受講料も安く、オンラインで参加できたこともあり、私はその講座を受講しました。

 

野田裕貴

講座の中では、記事の書き方から取材の仕方まで学び、実際に取材をして記事を書くという課題もありました。

私自身、とても勉強になる経験でしたが、このような講座を受講せずにデビューする人がほとんどだと思います。

 

3:求人募集しているサイトに応募

私は養成講座を受講しながら、看護師ライターの求人募集をしているWEBサイトに応募しました。いくつか申し込み、条件や待遇を担当者と相談しながら、直接契約をしました。

これで晴れて看護師ライターのデビューとなりました。

 

野田裕貴

応募する時に看護師としての経験やライターとしての実績などを聞かれます。

ライターとしてはほとんど実績のない私でも契約できたので、「ライターなんてできるはずない」と思っている人も、チャレンジしてみる価値はあると思います。

 

応募してみたら、「じゃあ早速書いてみてください」となるかもしれませんよ。

 

看護師ライターとして案件獲得のためにやっていることは?

ライター案件

看護師ライターは家にいながらできることもあり、チャレンジしている人も増えているようです。

その中で仕事をもらうためには、ちゃんとアピールすることも必要です。

実際に私が案件獲得するためにしていることを紹介します。

1:看護師としての経験をしっかり伝える

まず看護師としての経験は大きな要素だと思います。

 

野田裕貴
私は11年間大学病院で働き、血液内科病棟、緩和ケア、ICUを経験してきました。手術後の全身管理から看取りのケアまで経験してきたことで、多くのことを学ぶことができました。

 

その経験は、ライターとして記事を書くのに役立つと思っています。実際に応募する際に、この経験をアピールしています。

2:普段から記事のネタを考えておく

ライターという仕事は、「こんな記事を書いてください」と言われて書くこともありますが、自分から提案することが重要です。

心電図について詳しい記事が書けます!」とか、「看護師が働ける場所のまとめ記事はどうですか?」と言われたら、記事を書いてほしいと思いませんか?

そのためには、普段から「どんな記事が書けるかな」と考えておくことが大切です。

 

野田裕貴
私は新聞の広告を読んでいる時にも、テレビでニュースを見ている時にも、ネタを探すようにしています。

 

3:実績をつくる

ライターとして仕事をもらうためには、企業から「この人はこういう記事が書けるんだな」という認識をしてもらう必要があります。

実際にWEBに投稿した記事やブログがあれば、それを見てもらうこともできますよね。

私はブログを書いていたので、「こんなブログを書いているので見てください!」と伝えました。

まったく実績がなくてももちろん応募できますが、見てもらえる記事があると仕事をもらう時に有利になるはずです。

 

これから看護師ライターになりたい方へ

看護師以外の仕事をしてみたい方は、ぜひ看護師ライターにチャレンジしてみることをオススメします。

 

野田裕貴

始めるのにお金もかかりませんし、何より空いた時間を使って記事を書くことができます。

もし勤務先が副業を許可しているなら、ぜひ本業をしながら始めてみてください。

私のようにいきなり退職するのはオススメできませんが、「やってみたい!」と思ったら、まず看護師ライターを調べることから始めてみましょう。

 

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